年の瀬もここに極まれりですね、3年主将の髙松です。
気が付けば2023年ももうあと1時間らしいですね。
1年前を思い出そうとするとそのイメージは結構鮮明に思い出せるんですけど、この一年で駆け抜けてきた日々のおかげでその時味わった苦悩や喜び、悔しさ、楽しさももやがかかり始めてるような気がします。
それくらいに1年は長くて、それでもってボート部での生活の一日一日が濃いってことだよなって思います。
これからの濃い日常に記憶が塗り替えられる前に、軽く今年の思い出を振り返っていきたいと思います。
1月
5大合宿ありました
年明け早々に五大合宿が海の森で行われるってことで個人的に2度目の海森に駆り出しました。
初日以外はあんまり天気よくなかったなーって印象と2日目の朝にシングルで出て結構真面目に死を覚悟したのを覚えています。
それでもこの合宿でたくさんの仲間ができました。
今までは隣のレーンの対戦相手、ブログの向こうのボートを頑張ってる人みたいな距離感だったのが、ともにつらい練習を乗り越え勝利を目指す戦友のような存在であり、時にお互いに意識し合って切磋琢磨し自分も相手も強くなれる好敵手になったきっかけであると思っています。
運営されていた4年生の皆さんも事前の準備から当日、後片付けや反省まとめまで5大合宿にかける思いをひしひしと感じ取れましたし、当時副将だった自分としても学ぶ機会の多い合宿だったと思います。
2月
テストと2000ttでしたね
勉強不足の分をヒーヒー言いながらなんとか乗り越えた先に待ってたのは2000ttでした。
冬のトレーニングの成果を出すぞって意気込んで臨みましたが、結果は目標の6:50を切れず
一筋縄じゃいけないんだな、ずっと上り調子じゃないんだなって自分の実力不足を感じました。
新歓も本格的に始まっていきます
3月
お花見レガッタからシーズンインです
ほぼ1年ぶりのスイープと付きフォアで最初はやっぱり慣れなかったですが、アドバイスをもらってからは自分やっぱりスイープの方が向いてるんじゃねとか錯覚するようになりました。
まるちゃんのcoxも最初は頼りなかったところもあったけれど、舵取りも練習するたびにうまくなっていて頑張りがとても伝わってきました。
クルーの怪我で直前にシート順を変えたりするアクシデントもあって、自分はとにかく声出しとドライブに集中してレースに臨みました。
結果はあまりいいものではありませんでしたが、少しでも速く、少しでも食らいついてと最後まで上を目指し続けることができたいいレースだったと思います。
4月
新歓と5大学レガッタですね
4月に入って新学年と新しい授業になれる暇もなく新入生の勧誘に駆り出しました。
今年はかなり時間も力もかけた新歓でしたが、天候の関係で満足な勧誘ができなかった日もありました。
それでも結果的に6人の1年生に入部してもらって新しいチームをスタートさせることができました。
5大学レガッタは海洋大で何年振りかわからないくらいでエイトで出場することになりました。
最初はみんなのブレードも揃っていることが少なかったし、練習も声が聞こえない静かなクルーでしたが、エイトで出場するからにはとみんなで一致団結しそれぞれが自分にできることを一生懸命にこなしていきました。
けが人で直前にシート順を変えることもあったけど、最後は優勝だけを目指して男子クルー全員が一つになることができました。
5月
はじめての全日本選手権
ギリギリで出場権を得て臨んだはじめての海の森でのレースでした。
そもそも遠征でのレースは1年ぶりだし、シングルでの2000mの経験も半年ぶりだし、海の森の波の高い環境でのレースも初めてだし、個人的に不安な要素しかない大会でした。
それでも出場する選手の中では一番力が無いのは自分なんだから食らいついていくしかないと思い、最後まで決してあきらめずに漕ぎ切りました。
結果は全然よくなくて、それでも最後まで絶対にあきらめないことの大事さや、日本最高レベルの選手と隣のレーンでレースをすることができた経験は今でも自分のモチベーションに繋がってます。
6月
全日本選手権も終わってインカレまでの準備期間です。
そういえば大雨で戸田のコースが冠水しましたね。
地味に初めての経験だったので物珍しさにコースの周りを走り回って写真とか撮りまくってました。
7月
シートレースと乗船実習
7月の序盤にインカレクルーを決めるシートレースがあって、自分はなしクォで出場することになりました。
でも7月のほとんどは大学の実習で海の上にいることになり、クルーには自分なしで練習してもらうことになってとても迷惑をかけたと思います。
少しでも自分にできることをと思い、船の上では縄跳びをブンブン振り回してほかの友達に面白がられてました。
8月
下船とインカレまで
乗船実習が終わって息つく暇もなくインカレ本番に向けての練習が始まりました。
正直、船の上だけでは足りなかった有酸素能力も乗艇の感覚も取り戻すまでには相当な時間がかかるだろうことはわかっていたし、これ以上は絶対にクルーに迷惑はかけられないと思ってがむしゃらに練習しました。
体力や技術だけじゃなくてクルーも作り上げていかなければならない。
一番年上で経験ある自分が率先してクルーを引っ張っていくのは初めての経験でした。
でも次第に4人の息も揃い始め、何とかクルーとしてインカレでも食らいついていける兆しも見え始めました。
9月
インカレ本番
9月に入ってインカレ予選まであと数日に迫った時に、クルー変更がありました。
試験がレースの時間と被ってしまったためです。
僕は急遽湯本さんとのダブルで出場することになりました。
クルーを変更した初日は、何もかもバラバラでインカレへの不安に押しつぶされそうになりました。
それでもこの一年を無駄にしたくないと、湯本さんと試行錯誤ばかり繰り返して最後まであきらめることはありませんでした。
レースの本番ですら修正のステップとして、絶対に最終日まで残ってやるつもりでレース一本一本に臨みました。
10月
幹部交代と新人戦
今まで部を引っ張ってきた4年生が引退して主将を引き継ぎました。
自分は手探りで失敗してばかり。
それでも1,2年生はレースが初めてのクルーも多いにもかかわらず、驚異的なスピードで成長していきました。
11月
HoAに進水式
海洋大に新しいエイトが来ました。
艇庫の中にあっても一際目立つ白さと大きさのエイトは、本当に自分たちが扱ってもいいのか戸惑うほどです。
寄付いただいたOBの方々に感謝すると共に、いつかこのエイトをレースで活躍させることができるように強いチームを作っていこうと思いました。
HoAはお花見ぶりの付きフォアで出場しました。
今回もけが人がいたため直前までフォアに乗艇しての練習はできず、ほぼぶっつけ本番でのレースになってしまいました。
しかし特に1年生の頑張りもあって、結果はいい物ではありませんでしたが冬に向けて自分の課題を見つけられるレースにできました。
12月
追いコンと2000tt
とうとう4年生が正式に引退していきました。
あんなに大きかった背中はいつの間にか自分の前からはなくなっていて、今度は自分がその背中になる番になっちゃったんだなぁと改めて実感しました。
まだまだ小さい背中ではあるけど、部を想う気持ちはだれにも負けないようにこれからも頑張っていきます。
2000ttは諸事情で自分は参加せず、サポートに回りました。
これまでレースにはほとんど選手として参加してきたので、サポートがいかに選手のコンディションに関わるかとかどんな声を掛ければよいかとか初めてのことばかりでしたが、学ぶことはとても大きかったです。
1年振り返ってみて、やっぱり長くて濃いなってつくづく思います。
来年はもっともっと濃い一年になるだろうし、そうしていきたいです。
また年末にこの一年を振り返った時に、思い出が濃すぎで思い出しきれないほどの1年が過ごせますように
それではよいお年をお迎えください。