シン・ブログ

今橋です。

 

男ってのはでかくて強いものに憧れるんですね。
それが戦艦であったり怪獣であったりロボットであるわけです。労力と財を一瞬で粉々にする大きな力、その狂気と美学に男は惚れるんですわ。男ってのはどこかで血の海や瓦礫の山を求めてるんですよ。まぢ野蛮ですよね。

だからゴジラってのは僕ら自身なんだよね。僕らが本当に求めてるのは人間の知恵でも工夫でもなく、それをぶち壊すあの巨軀なんだね。そういう破壊行為を可能な限りリアリティを持って再現することが特撮映画の役目なんだよ。そうすることで湧き出る欲をほんの少しだけ満たせる。

ミニチュアの特撮ってのはそういう意味で素敵な技術だったよね。たとえCGにデティールが叶わなくても、「本物」を作って壊してるからこその質感や迫力があったのよ。だから今回フルCGのゴジラだけども、あれを両手を挙げて賞賛するのはどうかと思いますよ。あれはあくまで手法を変えたということであって、決して進化ではないんです。ましてハリウッドにCGで勝てるわけはないんですから、持ち味を消したという意味では退化ですらあるんです。

いまは何でもかんでもCGで、CGにいくらかけたかが出来を左右するようになってますけどね。一昔前の映画にあるような、派手な爆発やわざとらしいスタントも大好きですよ。だってそうじゃないですか、シュワちゃんの筋肉だけで近未来を構築した「ターミネーター」、あれを超えられるSFが最近ありますか。うん億のCGより、筋肉モリモリマッチョマンの変態が1人いれば十分ということですよ。

まあでもCGがあるからこその名作もありますよね。パシリムやバトルシップですよ、あーいうのがCGの正しい使い方でしょうな。ストーリーなんか二の次ですよ。あれは男の夢の中なんですから。そこを突っ込むのは野暮ってもんです。ちなみに今から録画してた「シャークネード〜エクストリーム〜」をみます。サメが竜巻にのって襲ってくる映画です。今回は宇宙で戦うそうです。アハハ面白そうですね。

オカマみたいな馬鹿が跳ねてるだけの低俗なお遊戯邦画界からも、ようやく期待を持てる一品が出てきました。
「シンゴジラ」明日公開です。観に行かざるは死をもって償うべし。鑑賞は国民の義務です!

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