皆さまご無沙汰しております。
大学院一年目の松本です。
海鷹祭では、みんなでカニ汁を売りまくりました。
ずっとカニのかぶりものかぶっていた丸山は「頭の中がカニ味噌になった」(山﨑談)ため奇行を繰り返していました。
海鷹祭でのハイライトは2日目のビンゴ大会でした。
ディズニーペアチケットを狙って、堀、丸山、湯本、山﨑と26枚ものビンゴカードを購入して参加しました。
部員でワイワイしていた近くに小学生くらいの男の子がいました。その少年はすぐに浅草花やしきのペアチケットを当てていました。一方、我々は全然当たりません。
そして、その少年はそのあともすぐにリーチになり、「リーチだよ!!」「釣り竿セットかクジラのぬいぐるみが欲しい!」と僕たちに話しかけてきました。
我々も複数枚がリーチになりテンションが上がっていたところだったため、「やるやん!」なんて話していると、その少年は「僕は花やしきのチケットあるから、もし釣り竿セットかクジラのぬいぐるみ以外が当たったらあげるよ」と言いました。『僕』(あとたぶん湯本)はテンションマックスだったので「オッケーオッケー、ありがとう!ありがとう!」と、いつものように適当なことを言っていました。
そして、とうとう最後の番号が発表されました。湯本がビンゴを達成して景品の引き換えに行きました。そして同時にその少年もビンゴ達成、ダッシュで引き換えに向かいます。
が、残念なことに、残りの景品の数よりビンゴになった人の方が多く、湯本は海鷹祭実行委員とのじゃんけんに敗れ、我々は26枚の紙屑とともに出店ブースに帰りました。
沈んだ気持ちてしばらくカニ汁を売っていると、ビンゴで出会ったあの少年が東武動物公園のペアチケットを持ってやってきました。
「約束したからビンゴで当たったのチケットあげるよ」と言うのです。
なんと、カニのかぶりものをかぶっていたことを手掛かりに我々を探しに来てくれたのでした。
さすがに受け取れないと言っていたのですが、親御さんも「どうぞ受け取ってください」と言ってくださったので、カニ汁(カニ爪Maxバージョン)と交換することにしました。
なんていい子なんだと部員全員が感動していると、しばらくたってまたその少年が帰ってきました。
「やっぱりチケット返そうか?」というと
「カニ汁おいしかったって言いに来ただけだよ」
「明日も売れたらいいね」と言ってまたダッシュで帰っていきました。
ブースには温かい空気が流れ、目を潤ませる部員すらおりました。
というわけでその男の子のおかげで、とてもうれしい気持ちになりました。
それだけで海鷹祭に出店していて良かったなと思いました。
最後になってしまいましたが、出店にご協力してくださった安藤さん下田さん、海鷹祭に来てくださった保護者の皆様、OBOGの皆様、ありがとうございました。
今週末は東日本選手権です。
頑張っていきましょう。