こんにちは、3年の板倉です。
早速ですが、インカレの振り返りを書きます。
私はM4Xのバウで漕がせてもらいました。最初はクルーの力になれるのか不安でした。実際、M4Xとして練習をし始めた時期は全く力になれていなかったと思います。ドライブはほとんど押せておらず、フォワードも自分から前に出てしまって、とにかく全然合わせられませんでした。それでも、コーチや監督、クルーのメンバーからの沢山のアドバイスのおかげで、少しずつ合わせられるようになりました。ドライブも自分の中では良い感じで押せるようになって、ハイレートでも無理やりついていく感じがなくなり、比較的スムーズに動けるようになりました。フィニッシュでの押し切りなど課題は残っていましたが、試合が近づくにつれて自身も成長できたので、少し自信をもってレースに挑めました。
1日目のタイムトライアルでは、いつもの練習と同じ感覚で漕げるように、とにかくリラックスすることを意識しました。結構緊張していましたが、前の仲間のおかげで大丈夫だって思えました。なんだか背中を眺めていると安心感が得られます。というわけで、上手くリラックスしたまま漕ぎ出せました。レートは38くらいでしたが、無理なくついて行けました。本当に今までで一番いい漕ぎができている感覚があって、他チームもすぐそこに見えていました。ラスト100mでは、苦しい中ストロークの本嶋がレートを上げてくれて、前との差がどんどん埋まってきて、本当にすぐ横に見えるくらいになりました。「差せる!」って、クルーの皆が感じたと思います。実際、私も感じました。しかし、そんな状況で、私が腹を切ってしまいました。あと5本でゴールできる、そんな状況でした。時間にして、15秒くらいのロスになりました。このレースは、クルーとして今までで一番の漕ぎができていました。インカレ初日のレースで、あのまま良い調子でゴールできていれば、クルーはもっと活気づけていたと思います。それを台無しにしてしまって、本当に不甲斐なかったです。こういう大事な局面でこそ、自らの漕ぎの拙さが出てくるのだと、感じました。
腹を切った以外、1日目のレースは良い漕ぎができたので、2日目のレースに挑む際も少なからず自信はありました。しかし、思いかえってみると、少なからず良くない緊張を持って挑んでしまったと思います。昨日みたいに失敗したらどうしよう、こんな思いをどこか持っていたのだと思います。実際、レースでは1日目より力んでしまいました。特に、1日目で腹切りをした側の腕がパンパンになっていました。私はブレードワークが下手で、練習中もフライアップすることがありました。バランスが崩れた後のキャッチでやってしまうことが多かったです。しかし、バランスが崩れた時はしょうがない、こんな考えを少なからず持っていました。だから、1日目で腹を切ったし、2日目には失敗することへの緊張が出てきたのだと思います。普段の練習で自分の弱点と向き合うことが出来ていませんでした。
各レースの振り返りは以上です。どんよりした内容になりましたが、どのレースも本当に楽しかったです。他の大学と競る感覚や、クルーの息があった時の感覚は今回のインカレで初めて味わえました。
まとめとして、今回のインカレでは貴重な経験を得られました。クルー艇に乗せてもらい色々なアドバイスをいただきましたし、後ろから何本も何本も参考にさせてもらいました。もう私も最上級生になるので、アドバイスを言える側になれるよう頑張りたいです。あとコールがまだまだへたくそなので、もう少しできるようにしたいです。
最後に、毎日サポートしてくれた部員の皆、指導をしてくださった佐藤監督・中上コーチ、支援してくださったOB・OGの皆様、そしてクォードメンバーの皆、本当にありがとうございました。
以上です。